川島雄太先生プロフィール
川島 隆太 (かわしま りゅうた)
東北大学加齢医学研究所 所長
【研究テーマ】
脳機能イメージング、脳機能開発
平成29年年2月18日に神奈川公会堂にて「川島隆太先生」と「横峯吉文先生」の講演会が開催されましたので、ご報告させていただきます。
脳科学の分野にて第一線で活躍されている川島先生に、長年の研究と考察に基づいて幼少期の脳の発育についてお話しいただきました。
お話は、
「前頭前野のはたらき」から始まり
「脳が発達する時期」、
「海馬の役割と睡眠との関係」、
「食と脳機能発達の関係」
など子育てと直結する興味深い内容でした。
中でも、
「見る・聞く・触る・嗅ぐ・味わうの脳は、3歳までに大人と同じくらいまで発達する」
「運動神経を司る小脳は6歳までにほぼ完成してしまう」
という話は幼少期・幼児期にお子様を預かる私たちとしてはしっかりと受け止めておきたい内容です。
当園では平成19年から「ヨコミネ式教育法」を採用しており、幼児期に全身を使って体操をしたり、集中して「読み・書き・計算」をすることは、子どもの脳と体の成長に効果があることをお伝えしてきました。
そのため講演会には、たくさんの保護者の方々が参加してくださり質疑応答では積極的に質問をしていただきました。また、はるかぜ保育園5園の職員も熱心に川島先生の話に耳を傾けておりました。
早起きさせるためにはどうすればよいか?
好き嫌いをなくすにはどうすればよいか?
毎日、続けさせるためには何が必要か?
子どもたちにとって必要な体験とは何か?
など、頑張ることが苦にならない人間を育成するヒントと、ヨコミネ式教育法をどうやって実践していくかをお話しいただきました。
「ヨコミネ式教育法」提唱者:横峯吉文先生
質疑応答では、「小学校進学の不安」や「発達障害を持つ子どもへの対応」など、保護者の方からの忌憚のない質問にも回答いただきました。
先生方はじめ保護者の方々においては、お忙しい中ありがとうございました。
また、保育園関係者の方々もたくさんご参加いただきありがとうございました。
今後の活動にお役立てください。